書道を日常に使いこなすアイデア

書道をやる目的

書道をやりたい!習いたい!という人にはいろいろな理由があります。

綺麗な字を書けるようになりたい。とい始める方ももちろんいますし、筆で書く文字が好き、白と黒の世界感が好き。ボールペンや鉛筆で書いた文字ではないものに魅かれる

 

綺麗な文字を書きたい理由はのし袋に綺麗に自分の名前を書けるようになりたい。という目標が一番身近ではないでしょうか?

では、それ以外に書道を習ってみたい。習いたい。という人は?

いずれ書道の先生になりたい。という目標を持つ方も居るかと思います

書道を楽しみたい!という方は書いて練習。というだけではもったいないと思います

誰かに送る、贈る。飾る。もっと日常に気軽に取り入れることを積極的にして欲しいな。と思い、レッスンではその先の楽しみ方も折りに触れてお伝えしています

飾る、送る、贈る

飾るには

ハガキサイズに書く季節の彩りアート書道は、季節に合った文字を題材にしています。最後は作品としてハガキに書くのでそのまま住所を書いてどなたかに送る

何かプレゼントの品と一緒にカード代わりに。という使い方も出来ます

自宅の玄関先に飾ることもおススメです

ハガキは画仙紙という書道に向いた紙を貼ったハガキなのでにじみやカスレも出て、厚みもあるから出来ること

 

額縁もそんなに凝ったものでなくても、アクリルのシンプルなものなどに季節やレッスンが終わった日に入れ替えをする。と決めておくと【季節を飾る】ことが日常になります

少し大きめの額ならば違う色の紙を一緒に添えると色でも季節感が出したり、イメージが変えることも。

 

額などの入れない場合は和モダンに飾るアート書道パネルコースのように和紙を貼りこんだ木製パネルに好きな文字をレイアウトして飾ってみる。というやり方。

壁に掛けたり、パネルの厚さがあるのでそのまま立てることもあります。

 

紙や使う場面を想像してお飾りや箸袋、和紙のマットなどに書いてみると年末年始だけでなく、家でお客さまをお招きした時のしつらえにも一味違った『さすがね!』『センスが良いわね!』と言われるおもてなしができます。

反故紙(ほごし)といって書き損じた紙などをあえてラッピングに使う。という方法もあります。元は和紙なので紙の質は良い。上手に使うとオリジナルのラッピングペーパーになります。

日本酒など贈る時にクルクルっと巻いてみるのも素敵です。

反故紙でなくてもいっそメッセージを書いたものをラッピングペーパー代わりに使っても開いてみたらビックリ!ということにもなるかと思います。

 

印も使い方次第

印も私は作品に押すだけではなく違う使い方もしています。

自分の書いた作品などを人に差し上げたりするのに売っている包装紙やシールでは味気ないな。と思います。
文具用品などで売っている宛名用などの白いシールがありますが、それに手持ちの印を押して佐藤雅嵐オリジナルシールを簡単に創って使うことがしばしば。

おめでたい内容の作品などでしたら、リボンの代りに水引をちょっと添えたりすると少しかしこまった感じになります。

水引もきちんとした結び方も今はネットで検索したら本格的な結び方はいろいろ出てくるのですが、もう少し気軽につけてみます。
もちろんリボンも使えますし、和紙に筆。という組み合わせでなくても洋紙に墨。という合わせ技だっておもしろい。

自由にデザインする

難しいことや、うるさい決まり事は無しに。筆はもともと昔のペンなど無い時代の筆記用具。というとらえ方で遊んでデザインしてみたらどうでしょう?

意図的にデフォルメした文字やあえて今風に書いたイラスト絵文字とかでなくて、普通に書いた書の文字の方が飾り方や扱い方で新鮮で大人のオシャレな感覚が活かせます。

 

こんな風に使ってみたらどうだろう?という自由な発想で書道を身近な日常にして気軽に取り入れていただけたら良いな。と思っています。

ちょっとだけ注意!

注意事項を1つ洋紙に書く場合にちょっとだけ気をつけたいのは墨を吸わない紙がほとんどです。

ちゃんと乾ききるまでそっとしておきましょうね。