アート書道うまい金の使い方
青空の下で桜を愛でる。そんな優しいイメージの『桜』を書いてみました。
日本人に愛される誰もが心待ちにする『桜』
昨年は元気で一緒にお花見した人に。今年は叶いそうにないので気持ちだけでも、、
桜といえば薄いピンク色。思い通りのイメージになかなかならず、遠目にはわかりにくいのですが、実は金をいれてたらしっくりきました
キラキラしたとか、派手に。とかよりそこはかとなく、ほのかに光る。
上品な仕上がりをイメージして。
金といってもいろいろ色味があるのはご存知ですか?通常の絵具は黄色みが強く、明るく派手目な印象。
クリスマスやお祝いにまつわるアート書道を書くときなどに使うとぴったり。
同じ絵の具でも日本画材の顔彩という絵具の金は緑味があり、少し沈んだ印象です。
そのぶん、落ち着いたしっとりとした印象。
もともとの色のトーンや、紙にのせたときの色の出方にも洋風の絵の具と顔彩では結構違いがでます。
仕上がりをどういう風にしたいか?で使用する材料・色を選んでみてください
顔彩などは大きな文房具店や画材を扱っているお店に置いてあります
それから、よくどんな色に?と迷う方もいるかと思います。本物を良く観察するとそこから知ることもとても多いですよ。
自然の色って本当に良く出来ています。
遠目に見ると1色に見えるのに、近寄って良く見るとこんな色が!と思いがけない色が入っていたり。
そんな思いがけない色を少し入れてあげたりするのも、美しく際だたせるコツ。
実際の花や木の幹の色の美しさの印象を表現しようとする気持ちで色を扱ってみてください。
違う素材として
最近は筆ペンでもカラーのものがたくさんあります。もちろん金色、銀色も。
簡単に色を使って筆で書く。ということは出来るのでポップな感じ。とかハッキリさせたい。などの場合は筆ぺんも結構便利。
便利なぶん色をつくりだすことは出来ずインクそのままの色。自分の書きたいものにあった色がないな。となると、自分で作った方が良いと思います。
色だけとっても自分のオリジナルの色で個性を出すことも可能です。
また、自分で色をつくれると墨で書いた文字に少し装飾する時にさまざまな技法に対応できるのもまた楽しみ。
技法あれこれはまたの機会に書いてみます!
ぜひチャレンジしてみてください!